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自分で脱毛して肌を傷つけたら

ムダ毛のない透き通るようなつるつるの美肌・・・女性なら誰もが憧れますよね。

手軽に自分で脱毛できる方法はたくさんありますが、
どの方法にも危険が隠されていることをご存知でしょうか。

自分で脱毛することの危険性について考えてみましょう。

自己処理しているとどんな危険があるの?

簡単に自宅でできる脱毛方法、それが市販のものを使った自己処理。
自己処理の中でも、最もポピュラーなのはカミソリです。

一気に広範囲のムダ毛を剃ることができるカミソリは、すべての部位の処理に適しています。
その一方で、毎日処理しないとすぐに再生してしまうので効果が長続きしません。

また、剃ると毛の断面が広く見えるため、ボツボツ目立って濃くなったように感じます。
キレイにしたいのに、むしろムダ毛が目立ってしまうなんて悲しいですよね。

それだけではありません!実は、ムリな自己処理を続けているととても危険なのです。

特に、不衛生なところでの処理で器具に細菌がついていたりすると、
感染して腫れを引き起こすことも・・・そのままにすると赤みが残ったり、
痒みや炎症のもとにもなります。
そうなってしまうと、洋服の摩擦が刺激となり痛みが出たり、
海やプールの水・お風呂のお湯が沁みたり、傷口からの感染症も心配になってしまいますよね。

毛抜き(ピンセット)で一本一本抜く方法もありますが、
毛根を裏返して引っ張り出すわけですから、毛根の周りの皮膚を傷つけて出血してしまったり、
そこから細菌が入って化膿してしまったりする人も・・・とても怖いことですよね。

簡単にできる自己処理ですが、お肌へのダメージもとても大きいので注意が必要です。
一生付き合っていく自分の肌を大切にしましょう。

ムダ毛処理と切り離せない「毛穴トラブル」

自己処理でお肌を傷め、一番目立ってしまうのが毛穴のトラブルです。

ムリな自己処理の繰り返しで、表皮の内側に毛が横に生える症状が現れることがあります。
これを「埋没毛(埋もれ毛)=イングロヘアー」といいます。

一度埋もれ毛になってしまうと自然に元通りになることはありません。

毛自体は皮膚表面下を数ミリ横に生えているもの、
短いもの、コイル状になっているものなどがあり、
皮膚にグレーの影となって透けて見えるか、黒い点に見えるか、
かさぶたや毛のう炎(ニキビのような炎症)で覆われているか、
いずれにしても美しい素肌とはいえません。

この埋もれ毛を無理やりピンセットなどで取り出そうとすると、
皮膚を傷つけ出血したり、かさぶたができたりすると、色素沈着を起こしてしまうので、
傷が治ったあともそれではキレイとはいえませんよね。

また、ワキなどの柔らかい皮膚の部分は、
毛抜き(ピンセット)で抜くことを繰り返すと、
その度に毛穴が引っ張られて負担がかかり、
盛り上がった状態のままブツブツが目立つ毛穴になってしまいます。

毛穴がキュッと引き締まり、キメが整っている方が美しい素肌といえます。

あなたは終わることのない自己処理脱毛をずっと続けていく中で、
絶対に問題は起こらないという自信がありますか?

要注意!色素沈着(黒ずみ)が出現

お肌の「色素沈着」ってご存知ですか?

色素沈着は黒ずみともいわれ、皮膚の色が濃くなることをいいます。

ひじやひざが黒ずんでいたりすることがありますよね?
それも色素沈着(黒ずみ)です。

ひじやひざは床や机でよく皮膚が擦れる部分なので、
摩擦による刺激で色素沈着が起きやすくなります。

つまり、色素沈着は肌への刺激が原因で起こるのです。

自己処理による脱毛もお肌への刺激が大きいので、色素沈着を起こします。
剃ったり抜いたりする自己処理を続けていると肌に負担がかかり、
ダメージを受けた部分が肌を守ろうと防衛本能を働かせメラニン色素を増やします。

このメラニン色素が黒ずみの正体です。

特にワキの下のように肉薄の箇所は肌が弱く、色素沈着を起こしやすいのです。

最初はうっすらと色素が沈着しているくらいなので、
ほとんどの方が見逃しがちですが、そのまま自己処理を続けていると、
角質が徐々に厚くなって驚くほど黒くなることもあります。

色素沈着は正しく対処しないと、ずっと黒ずみとして跡が残ってしまいます。

お肌を綺麗にしたいと思ってはじめた自己処理が逆にお肌を傷めてしまうなんて悲しいですよね。
リスクのある自己処理脱毛はおすすめできません。

もし、すでにお肌にトラブルを抱えているのなら、
すぐ自己処理を止め、信頼できるお肌の専門家(皮膚科・エスエサロン)に相談しましょう。